天台山の紹介

【天台山について】
天台山は中国三大霊山の一つで天台宗発祥の地としても非常に有名です。 東晋時代に高僧雲猷この地に万年寺を建てて以来多くの僧侶が天台山を訪れたことで 仏教の聖山として崇められています。山内にある隋代の598年に創建された国清寺は天台宗の総本山で、 日本の天台宗開祖である伝教大師最澄も804年に入唐しこの国清寺で学びました。 そんなことから、天台山の名は日本では日本天台宗山門派の総本山の比叡山の別名として使われることもあります。

国清寺

隋代の598年に創建された天台宗の総本山としても非常に有名な名刹です。804年に入唐した最澄もこの国清寺で学びました。最澄は帰国後 比叡山に延暦寺を創建しました。現在でも大変多くの僧がこの国清寺を訪れます。現存の建物は清代に再建されたものです。 1973年中国国務院の出仕により全面的な修理が行われ、総面積 7.3ha、殿堂など家屋数は 600軒以上の大寺院となっています。

智者塔院

国清寺から約5Km、天台宗の開祖、智者禅師の遺言によってこの場所に建てられた廟所がこの智者塔院です。 智者塔院の本殿には遺言によって建立された智者禅師を祀った高さ6mの白い石塔がある。それを木造のお堂で囲った、智者肉身塔があります。 智者塔院の門の手前右側には日本の天台宗が建てた【般若心経】の納経塔もあります。

高明寺

国清寺より約7km、智者禅師により創建された天台十二古刹に数えられる寺院です。 智者禅師により書かれた【幽渓】の文字が残る幽渓亭や円道洞などの見所があります。

龍興寺

日本の天台宗の開祖である最澄が804年ここで湛然の弟子の道邃と知り合い、天台法華の大乗仏教や 禅、密教を学んだ古刹です。現在は残念ながら当時を思わせるものはそてほど多く残っていませんが、 近くに元代に創建された龍興寺塔があります。

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