江蘇省中部に位置する揚州は中国の地級都市で人口は約450万人です。その歴史は呉王夫差がここに城を築いた紀元前486年に遡り 既に2500年以上となっています。隋代、煬帝によって完成された京杭運河により物資の集積地となり、一躍繁栄することとなりました。 唐代にはアジアを代表する大都市で1万人を超す外国人住んでいました。遣唐使として長安へ向かう空海や阿部仲麻呂もこの地を経由して長安へ向かいました。また、 日本でも有名な鑑真は揚州の出身で、市街には彼と所縁のある大明寺もあります。奈良市と彼の関係により現在揚州と奈良市は友好都市となっています。 明代以降は、現在の江蘇省の東部を中心とした塩田からとれる塩の集積地としても重要な位置をしめ、この地に豪商を産み、文化の花を開かせる基礎となりました。 現在も揚州は揚子江デルタの重要な都市として発展を続けています。
揚州の主な観光スポットは以下の通りです。
日本に仏教の戒律を伝えた鑑真が住職を務めたこともある寺です。 南朝宋の孝武皇帝時代の大明年間(457年〜464年)に建てられたので、 「大明寺」と名づけられました。隋代には仏舎利を供養するための九層の舎利塔「栖霊塔」が建てられました。 太平天国と清王朝との戦火の影響により破壊されたましたが、同治9年(1870年)には再建されたました。 現在、大明寺に残る建物はこの時に再建されたものです。1963年、鑑真の円寂1200年記念をきっかけとして、 境内に唐招提寺の金堂を模した鑑真記念堂の建立が開始され1973年完成しました。
揚州の西北にあり形が杭州の西湖に似ていて細いことからこの名称となりました。 二十四景色の一つに数えられ、「長堤春柳」と称されるように湖畔に柳が植えられ美しい景色を眺められます。また 杭州の西湖十景のように 長堤、徐園、小金山、吹台、月観、五亭橋、鳧荘、白塔などの名称があります。
清代中期に造園された庭園で約2ヘクタールの庭園には多くの竹が植えられています。 个園の名前の由来もこの竹の葉の形状が个の字に似ていることから名づけられました。 个園の特徴には「四季の景」があることで、園の中心に春夏秋冬それぞれをイメージさせた庭があり 園の中心の宜雨軒よりそれぞれを一度に見ることが出来ます。。 主楼の抱山楼は、その両側に夏山と秋山という二つの山を抱えていることから、抱山楼と名づけられています。
中国雕版印刷博物館と揚州博物館が合併してできた新しい博物館です。 館内は基本展示室と国宝展示室や書画展示室など4つのテーマ別展示室と臨時展示室に分かれています。 中国24大歴史文化都市に数えられるだけあり展示物も豊富です。
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