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海口の観光スポット紹介

中国の最も南、中国で最も新しい省である海南省の省都海口は人口約200万人の地級市です。 元々は珠崖といい流刑でしたが、1988年に広東省より独立し海南省が成立すると海口はその省都となりました。 省都として海南省の政治経済の中心としての役割だけでなく、 現在は新しい空港が完成し、中国大陸からの列車も海口に乗り入れられるようになり海南省の玄関口としての役割も果たしています。

五公祠

唐代、宋代に政権抗争に負け、失脚し流刑された李徳裕、趙鼎、李光、胡銓、李綱の5名の愛国憂国の名臣とされた五人の高官が祀られた場所です。 元々は北宋代に海口に左遷された蘇東坡が1097年に金栗庵を建てたのが始まりで、清の光緒15年(1889)に海南第一楼を建て彼らを祀りました。 敷地内には五公祠陳列館や蘇東坡が掘った【浮粟泉】という井戸があります。

海瑞墓

明代の海口出身の有名な政治家海瑞陵墓です。 彼は1550年に官吏登用試験に合格し各地で善政を行いました。 権力に奢ることなく正しい道を貫いたことで有名な人で中央で皇帝の側近に昇格した後もその人柄は変わることが無く、 まつりごとを疎かにしていると時の嘉靖帝に諫言をし、投獄されてしまいました。このような人柄は民衆から大きな支持を受け 【海青天】（青天とは清廉潔白な官吏のこと）と称されています。 墓道には花崗岩が敷き詰められ、両側には獅子、羊、馬の石像が並んでいます。