江蘇省/浙江省の水郷古鎮紹介

   江蘇省は古来より水が豊富でその水を利用した運河を張り巡らせて栄えてきた水郷古鎮が各地に点在します。  特に蘇州からほど近い周荘、ロク直、同里の【江南水郷三明珠】や浙江省の西塘、南潯、烏鎮を加え【江南六鎮】とも呼ばれます。  その他にも各地に水郷古鎮は有りますが、ここではこの六古鎮について紹介していきます。
   

周荘

既に900年以上の歴史を持つ江南水郷古鎮の代表的古鎮です。 上海からは約1時間半、蘇州からは1時間半ほどでのアクセスとなります。 古くから水上物流の要衝として食糧、絹等の集積地として栄え、明清時代にはピークとなりました。東洋のベニスとも称されます。 その繁栄ぶりは【天に極楽あり、地上に蘇州、杭州あり、中間は周荘がある】と言われたほどです。現在の周荘はその最も繁栄したころの街並みが そのまま残り、多くのレストランや小吃店もありますので散策もとても楽しいです。一度そこに足を踏み入れると過去に戻った錯覚に陥ります。
周荘の見どころとしてはには明代の万暦年間に造られた石橋双橋や建築から数百年もの間ずっと庶民に使われている
富安橋、 周荘の名前の由来となった水上の寺院全福寺などがあります。勿論、水郷古鎮らしく水路を船で遊覧することも可能です。

同里

周荘、ロク直と並び【江南水郷三明珠】の一つに数えられるのが同里です。上海からは約一時間半、蘇州からは 1時間ほどでアクセス可能な同里湖よりほど近い古鎮です。この土地は温暖な気候と肥沃な大地で古くは【富土】と呼ばれていました。 この同里には俗に【一園、二堂、三橋】の観光スポットがあります。一園はユネスコ世界文化遺産に登録される退思園のことで、 1885年、皇帝に罷免されて帰郷した任蘭生が同里に帰って建てた豪邸です。広さは7500uと広くは有りませんが、「内宅」と「外宅」の二つの部分からなる邸宅部は緻密で優雅な雰囲気、 邸宅を出て「月洞門」をくぐった庭園部は池を中心に楼閣や築山が配置され、それらが池に浮いているように見えることから貼水園とも呼ばれています。
二堂とは嘉蔭堂崇本堂のことで100年近い歴史を持つ屋敷で屋敷の柱や壁の彫刻など明清代の最高建築技術を垣間見ることが出来ます。
三橋とは水路にかかる長慶橋吉利橋太平橋のことで3つの橋を全て渡と福が来ると言われています。 他にも土産物屋などが並ぶ明清街で小吃の買い食いや水路遊覧をなども楽しむことが出来ます。

ロク直

周荘、同里と並び【江南水郷三明珠】の一つに数えられるのがロク直です。既に2500年以上もの歴史があり、 面積は1uと狭いものの【中国一美しい水郷古鎮】と称され昔ながらの水郷古鎮を今も残しています。ロク直の特徴はその石橋の多さで宋代から清代にかけて 建設されたそれぞれ異なる佇まいの石橋は現在も41も残り別名【橋の都】とも称されています。そんなロク直には 江南四大寺院の一つに数えられる503年創建の保聖寺や博物館、清代の邸宅など多くの見どころがあります。

西塘

西塘は【江南六鎮】にも数えられている浙江省嘉興市嘉善県の水郷古鎮です。 トム・クルーズ主演の映画【M:I:V】のロケ地となったことでも有名です。江南六鎮の中では 訪れる人も一番少ないことから穴場的スポットとなっています。そのためにより素に近い古鎮として 近年は人気を集めています。西塘の特徴としては廊棚というに瓦葺き屋根で覆われた街路があげられます。 これは西塘を訪れた人が雨で濡れないようにと造られたアーケードの役割を果たしていました。特に塔湾街の廊棚は 1qもあり有名です。また、建物が密集する旧市街は道が非常に狭い場所が多く、中でも石皮弄という通りは 最狭部わずか80cmとなっています。酔園西園をはじめとする庭園や酒や釦などをテーマとした博物館、寺院なども あり古鎮散策のついでに気軽に入ってみるのも面白いです。

烏鎮

烏鎮は【江南六鎮】にも数えられている浙江省桐郷市烏鎮の水郷古鎮です。烏鎮の歴史は隋代に京杭運河が完成し、 その運河沿いに唐代になり街が作られました。それが烏鎮となります。宋代には養蚕業で栄え、多くの識者もここで生活しました。 当時は華やいだ都会的賑わいも見せていたといいます。
そんな烏鎮ですが、現在は観光エリアは東棚と西棚に分けられています。東棚には メインストリートの東大街沿いに陳列館や寺院、邸宅や皮劇館などの観光スポットが並びます。西棚は水面積も広く、多くの歴史的建物や劇場、昔ながらの製造を続ける 醤油などの工房、庭園などがあります。規模は大きくゆっくり観光するには丸一日は必要です。

南潯

南潯は【江南六鎮】にも数えられている浙江省湖周市南潯区南潯鎮の水郷古鎮です。 既に700年以上の歴史的を持つ古鎮です。南潯は清代の後期にシルク産業で栄えその繁栄はピークに達しました。 南潯古鎮の特筆すべき特徴は、その時代多くの富豪達が西洋文化の特徴を備えた豪邸を次々に建て、それらが今も ほぼ完全な形で残されています。このような西洋的な建物の並ぶ水郷古鎮はここだけです。古鎮内には西洋建築の建物の他 中洋折衷の庭園である小蓮荘や水郷古鎮らしい石橋、三古橋(広恵橋、通津橋、洪済橋)などもあります。

サブコンテンツ
サブコンテンツ2

SECTS by 西安中信国際旅行社 MENU

Copyright (C) 2009 SECTS by 西安中信国際旅行社. All Rights Reserved.

西安中信国際旅行社有限責任公司

中国国家旅遊局授権国際旅行業務資格:L-SNX-GJ00029
住所:〒710061 中国陝西省西安市碑林区南関正街中貿広場5号2単元16階
TEL:(86‐29)8788‐1980
FAX:(86‐29)8788‐1980