外灘/豫園エリアは上海旅行のハイライトとも呼べるエリアです。外灘は19世紀にイギリスを中心に開かれた共同租界エリアで、 現在もその当時の建物が黄浦江沿いに南北に渡って残っています。また、遊歩道からは東方明珠塔や上海緩急金融中心など浦東の高層建築群 が眺めることが出来、特に夜はライトアップされ非常にきれいです。また、外灘のすぐ南には租界時代に中国人居住区でかつて【上海城】呼ばれた地域で、 江南の名庭園豫園をはじめ、かつての上海の下町を再現した豫園商城や上海老街など観光客が必ずと言っていいほど立ち寄るスポットが多く存在します。
アヘン戦争後の1842年、南京条約により対外に開港された上海にイギリスは1845年土地を租借し、1848年にアメリカ、1849年にフランスも土地を租借しました。 1854年、英・米・仏は行政を統一し租界を設置しましたが、1861年フランスは独立し、 1863年、このイギリスとアメリカを中心とした国際共同租界が設置されました。 1865年ここに香港上海銀行が設立されたのを皮切りに欧米系資本が続々と流入し、十数の銀行がここに立ち並び【東洋のウオール街】とも呼ばれました。 また、租界内では治外法権が認められ中国の法律に縛られず、自国の法律を運用し西洋の習慣、文化が発展していきました。 外灘には19世紀後半から20世紀初めにかけて欧米列強が富の象徴としてこの地に続々と石造りの 当時としては最先端の建物を立てて行きました。今もこの地域には当時の石造りの建物が多く残り、 特にライトアップされた夜には中国の国内外を問わず多くの人で賑わっています。また、ここは石作りの建築群だけでなく、 浦東地区の東方明珠塔や上海緩急金融中心などの超高層ビル群も眺められます。外灘と対岸の浦東、まるで2つの違う時代が混同しているかのようです。
黄浦公園より南に延びる遊歩道で、旅行で上海を訪れたなら誰もが一度は行く場所です。外灘の石造建築群や対岸の浦東の高層ビル群を一度に眺めることが出来ます。 特にライトアップされる夜はとてもロマンチックな雰囲気を醸し出します。毎日 国内外から多くの人がここを訪れ記念撮影やデート、散歩を楽しみます。
外灘と浦東を結ぶ水底トンネルで全長650Mほどのトンネルを無人カプセルに乗り移動できます。 トンネル内はイルミネーションとBGMが施されとても綺麗で非日常的な感覚を味わうことが出来ます。フェリーで浦東側に渡るよりも遥かに早い点も 魅力かもしれません。
外灘の北端に位置する公園で、1868年にスコットランド人によって造園されました。 以前は【中国人と犬入るべからず】などの掲示がある外国人専用の公園でした。その後は広く上海市民の憩いの場としても親しまれています。
1856年イギリス人によって掛けられた橋で外灘地域と虹口区の南端の間に流れる蘇州河にかかっています。 現存の橋は1907年に完成されたものです。橋を渡って虹口側にも上海大厦やロシア領事館、かつてチャップリンやアインシュタインも宿泊したことでも知られる 浦江飯店など租界時代の雰囲気を味わうことが出来る建物が多く残っています。この橋上では多くのカップルが結婚写真を撮る場所で知られ賑わいを見せています。
豫園とは【楽しい園】という意味を持つ江南古典庭園の名園です。
四川省長であった潘允端が、刑部尚書だった父の潘恩のために贈った庭園で、
1559年(嘉靖38年)から1577年(万暦5年)の1
8年の歳月を費やし造営されました。張南陽という明代の名工によって造園されました。
しかし、その後潘の衰えで一時荒れてしまいました。1760年、上海の有力者らにより債権され、上海城隍廟の廟園となり、【西園】と名付けられました。
当時庭園の広さは現在の2倍ありました。1956年庭園の半分を改修し豫園と名付け、もう半分を豫園商城に改修しました。
豫園の広さは2万uと庭園としてはそれほど広いものではありませんが、園内にはおおよそ40か所もの見どころがあります。
豫園商城は外灘、豫園と並び上海旅行では必ずと言ってよい程訪れる場所です。かつては現在の2倍あった豫園の西側半分を改修して出来たショッピングマーケットです。 明清時代の建物風格を模した雄大な商業ビルが立ち並ぶレトロな通りはいつも多くの人で賑わい、中国ならではの喧騒の中、記念品や茶葉など様々な物の購入、 食べ歩きなどを楽しむことが出来ます。特にここの南翔饅頭店の小龍包は上海一の知名度を誇り、上海はもとより全中国でもその名が知れ渡っているほどです。また、 1855年開業の茶館、湖心亭はレトロな雰囲気の中ゆったりとした時間を過ごせることで人気があります。
豫園商城のすぐ南、方浜中路に新しく造られた多くの露店が並ぶ通りです。方浜中路は 上海で最も早く金融機関ができた場所で、古くは、その他に貴金属店、 金銀細工店、居酒屋、茶屋、劇場、商店などが立ち並んでいました。そんな通りに過去の街並みを再現して出来たのがこの上海老街です。
沈香閣は豫園の造った潘允端が淮河口に浮き上がる木製観音像を偶然見つけ、それを祀るために建てられた寺院です。 その後、400年以上もの間、香が絶やされていません。1981年には全国142開放寺廟に選ばれました。
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